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フューリー [戦争ドラマ・戦争アクション]

満足度★60点

フューリー [SPE BEST] [Blu-ray]

フューリー [SPE BEST] [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: Blu-ray

■戦争を体感させようという意欲作

どれだけ御託を並べようと、大義名分を振りかざそうと、戦場にいる兵士にとっては戦場はやるかやられるかの世界で、「ひたすら怖いもの」でしかない。

新人兵士は、敵国の人間は子供だろうが市民だろうが、いつ自分に牙を向くかわからない、だから殺しておけと教わる。
そいつらを殺さなければ、結局は自分が殺される。どのみち死体が増えることには変わりないから殺しておけと。

理屈や理想が通じない生の現場を、戦車に取り残された死体の顔や道いく死体を潰す音などあえて嫌悪を感じさせる演出をして、なるべく視聴者に届けようとした意欲を感じる。

少しでも日常的に過ごしたい…そんな彼らは時折見せる横顔は、良心的であまりに普通。
ひたすら恐怖から逃れてきたら生き残ってしまって、またこの恐怖がいつまで続くかわからない生活に心の底から疲れている。

誰がこんなに人間を追いつめるのか?
最後の選択肢は、そんなちっぽけな男たちがありったけの勇気を振り絞って、自分等が戦う意味を残そうとする切ない場面。アメリカ映画的なヒロイズムを少しだけ感じはしたが、戦争に善悪はないという普遍性を持たせようとはしたようにも思う。

ただ、ドイツ人女性宅で起きたことはいささかドラマ的すぎる。
私は女なので、それまでの視点が逆転して、女性に感情移入して見ていた。
言葉の通じない男たちが、いつ自分に牙を向くか。誰が乱暴して誰が理性的で話が通じるか。
おどおどしながら顔色を窺う様子に、まるで自分がそこにいるかのようにビクビクし、とても情けない気持ちになった。

何日間の逗留ならまだしも、出会ってすぐそんなに敵国の女性が恋に落ちてくれるわけがない。
さっきまで心を通わせ微笑みあっていた人間が次の瞬間死体に変わる、という無情さを表したかったのかもしれないが、あの場面だけは男の幻想だと思った。

余談だが、スターウォーズのようにあのピュンピュンと飛び交う弾道はどうなの?
本物の弾道はあのように目で捉えられるものなのだろうか?


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