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5/30 ジョン・スコフィールド at BLUE NOTE TOKYO [■音楽・演劇]

●BLUE NOTE TOKYO http://www.bluenote.co.jp/jp/

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週間前になりますが、ジョン・スコフィールド・ウーバージャムを聴きに行きました。
ブルーノートは5年ぶりくらいかな?ロビーにバーができましたね。

私は【ブラック・クロウズ】や【ガヴァメント・ミュール】に参加していたアンディ・ヘスがいるというので、この”バンド”に興味を持ちました(笑)。聴いてみると、えっ?これjazz畑の人?って感じで。

ギタークリニックに当選したので、ファーストとセカンドショー合わせて、結局9時間近くも滞在したことに(笑)

1st showは余り盛り上がらず…演奏はノリの良い曲でしたが、オーディエンスが(Jazzを聴きに来た)年輩が多いからなのか、昼間だからかわかりませんが、結構静かに聴いている人が多かった。
相当食い入るように見つめて、微動だにしなかったですし(笑)

私は難しいこと抜きに…というか技巧についてはわからないので(笑)いつも通り演奏されるがまま、曲にのってましたが…余りにも周りが真剣に聞いてると、乗り切れない部分はありますね。

ジョンスコも「Quiet. I like that」と皮肉ってましたし。
新曲を沢山お披露目したことも、原因かもしれません。
聞き漏らすまいと旋律を記憶に焼き付けていた人も多かったのかもしれませんね。

ジョンスコも少し神経質な様子でした。ステージが始まり最初の曲で、アンプに不満があった様子でライトをつけてと指示したり、マイクスタンドが弛かったのか、何度も上げ下げしてたり…
譜面が何度も床に落ちて、前の観客がそっと拾って譜面台に戻してあげたのにノーリアクション。
音響スタッフ(PA)も何かすればいいのに(笑)


うって変わって2ndは登場から大歓声!
居続けの面子も結構いたと思うのに・・・何故だろう、酒が回った?
ちなみにジョンスコ期間のオリジナルカクテル『アイバニーズ』(愛用のギターのブランド名)はビールとオレンジ、紅茶の苦味甘味がきいて、結構美味しい。
次に頼んだ『ブルーノート東京ビール』もフレーバービールのようで美味でした。

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こちらでもまた新曲を試していましたが、演者側も慣れた様子。
途中震度4の地震というハプニングもありましたが、不安げな顔を覗かせるメンバーを励ますように会場から手拍子がおき、それも盛り上がった要因の一つになりました。
(ただしジョンスコは全く気づかず、勝手に盛り上がっていると思っていた様子w)。
ドラマーのLouis Catoはプロですね。座っているから揺れにいち早く気がついて、不安そうにキョロキョロするも、手はマシーンのように一分の狂いもなくドラムを叩き続ける。これぞプロフェッショナルと思いました。

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■ギタークリニック

ギタークリニックでの会話を思い出せるだけ書き出します。

・1969年から、52年間ギタリストとして生活していることを誇りにしている。
当日コットンクラブで公演の(JOHN PATITUCI)のギタリスト、スティーブ・カーディナスが飛び入り参加。 彼とは31年前、ミズーリのカンサスのワークショップで知り合う。
・Eコードが大好き!ちなみにEmは最初に覚えたコード。「握りが簡単だからね」
・【チャールズ・ミンガス】をリスペクト。「彼のドキュメンタリーMOVIEがあり、面白いからお勧め。私の時代は素晴らしいアイドルだった。みんな知らないかい? ジェフ・ベックもジョニ・ミッチェルもカバーしたよ」

●ファンによる質問コーナー

楽器無知の私にはやり取りがチンプンカンプンでしたが、言わんとしていることや披露されたテクニックは凄いことだけはわかりました(笑)指1本でも弾けるぜ、といって披露してくれたり。縦横無尽な指使い。

Q)ピッキングで気を付けていることは?
昔、チャックウェインという人に師事したが、二年たっても上手くならず、教わった形を捨てて自分のやり易いようにハンマリングで弾いたらうまくなった。ジョージ・ベンソンもそう。ピッキングの仕方は多種多様。自分でそのかたちを見つけて。

Q)ピックを使って弾いたあと、フィンガーピッキングに移行するときどうやってるの?

薬指と小指で手のひらに挟んでいるよ。手の大きさなどが違うから、ギタリストの個性だね。

Q)マイルス・デイビスのような長い構成の曲はどうやって作るのか?ソロは事前に構築するのか?

基本のリズムをいくつか決めておいて、バンドのボディランゲージなどを見つつ即興で演奏。そのアドリブを録音しておいて譜面おこしをする。ユニゾンをしてみたり。ソロを事前に構築するのはやらない。

Q)ビーパップから学ぶことはある?聞いた方がいい?

学ばなくていい。ただし忘れないで。
jazzはティーチャー(先生)、ファンクはプリーチャー(説教師・伝道者)だよ。自分の好きなものを追求して!


■セットリスト

May 30, 2015 Blue Note Tokyo
1st Show
1. Snake Dance
2. September 4
3. Pop Ho
4. New Jungle
5. Boogie Stupid
6. Love The Most
7. I Brake 4 Monster Bootie

2nd Show
1. Snap, Crackle, Pop
2. You're Missing The Point
3. Almost Blues
4. Jungle Fiction
5. Dub Dub
6. 122 BPM
7.
I Don't Need No Doctor
Encore: Endless Summer

John Scofield (Guitar)
Avi Bortnick (Guitar, Sampler)
Andy Hess (Bass)
Louis Cato (Drums)


ウーバージャム・ドゥ

ウーバージャム・ドゥ

  • アーティスト: ジョン・スコフィールド,アヴィ・ボートニック,アンディ・ヘス,アダム・ダイチ,ルイス・ケイトー,ジョン・メデスキ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2013/05/22
  • メディア: CD


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キングスマン [アメリカンコミック]

満足度★90点

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■キレッキレのキャッチコピーに偽りなし

キックアスの原作者マークミラーのコミックを、同じくマシュー・ボーン監督が映画化した。
「古きよきスパイ映画+サクセスストーリー+ブラックコメディ+タランティーノ」!!

そりゃロバート・ロドリゲスばりのグロいアクションはレーティング規制もかかるさ、あそこまでグロではないけれど。
冒頭で真っ二つになるランスロットには度肝をぬかれたし、ノリッノリの音楽に合わせて世界中の腐った金持ちどもの頭が爆発していくシーンは最高に笑った。
ザ・ノックとか、デビット・ボウイとか、あと色々思い出せないくらい音楽に彩られていて最高に楽しい映画。

一番のアクションの見せ所が、超保守派のキリスト教会で不本意ながらも一般信徒を全滅させてしまったガラハッドというのも、なんとも、意表をつくというか勿体無いというか・・・(しかもBGMはフリーバードっていうのが超皮肉)。

キック・アスといい、この原作者のストーリーは重要な役が意外なところで退場しちゃうのが、凄い。
個人的に【ジョジョの奇妙な冒険】で主人公のジョナサン・ジョースターが死んじゃった時のような衝撃。
もっと直接的に言うと【キック・アスのニコラス・ケイジが死んじゃったような・・・というとネタバレか。
これからどうすんのよ!?
っていうね。

紳士たれ、という訓戒のもと、どこからどうみても現代のエージェントに見えないキングスマンたちの立ち居振舞いと、彼らのために作られた小道具が魅力的。アクションに縁の無さそうなコリン・ファースがエージェント・ガラハッド役でまさかのキレッキレ。

普段から変人役ばかりやっているサミュエル・L・ジャクソンがまたしても個性的なヒール役。
薄っぺらになりがちな悪役に多少なりとも個性を吹き込んだ。
人殺しが嫌いで、血が嫌いで、自分は善人だと思っていて、金が唸るほどあって、よりよい社会を作りたいIT企業の富豪ヴァレンタイン。でも金があっても世界は変えられず、政治家に失望し、とった解決策がある意味他人任せなのが酷く汚い(笑)

私だって人口は抑制しなきゃとは思う。だからって、じゃあ自分が死ねば?と言われて、死ぬ人なんていないよね。
ヴァレンタインは一見まともな未来展望をしているように思えるけど、そうじゃない。
未来なんてどうなるのかわからない。生きる選択肢まで、金持ちに奪われる筋合いはないのだよ。
その時がくるまでギリギリまで解決策を見つけるために、より良くするために考え続けるのが人間のあり方でしょ?

ランスロット、アーサー、ガラハッドなどからわかるように、円卓の騎士をモチーフに命名してますね。
今回は他のキングスマンは登場しなかったので、次回作に活躍の機会はあるのかもしれないが、舞台をアメリカには移して欲しくないなあ。そういう話が出ているようだけど…英国風ギミックが使えなくなるじゃん。

いやーしかし台詞の端々に映画愛というかオマージュが満ち満ちてて、堪らなく楽しい映画!
両足義足の殺し屋の義足が両刃っていうのもあれか、オスカー・ピストリウスの義足にそっくりだったわけだけど、実際に殺人で起訴されましたからね、あの人・・・そんなところまで洒落を仕込んでいたら恐ろしい!
ドイツ式敬礼のくだりなど、スレッスレのブラックジョークは好みがわかれるだろうけど個人的には超好み!!

ところで、あのマーク・ハミルがなんとも言えない情けない役で登場!
いい味出しすぎて、もっと映画に出てほしくなった。ウィリアム・H・メイシーのような個性派でいけそう。


>>俳優メモ

・ランスロットの名を継ぐタロン・エガートンがこの映画で大抜擢の新人。まだ26歳だけど、それまで何のキャリアの情報も無いから、他の若手俳優より遅咲きといえば遅咲きなのか?とにかくかっこいいわぁ。
バッドボーイ姿よりも、スーツ姿の方が若く見えるのが謎w
・いつも「どこかでみたなぁ~~」と、顔の記憶だけは残るマーク・ストロングが、教官でありハッカーでありキングスマンのサポート役として登場。

ちなみに試写会で見たのですが、来場のプレゼントが劇中に登場した傘でした。弾丸が防げたらいいなぁw


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アイ・アム・サム [ヒューマンドラマ]

満足度★75点

I am Sam アイ・アム・サム [DVD]

I am Sam アイ・アム・サム [DVD]

  • 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
  • メディア: DVD


■子供の気持ちをもっと尊重してあげて

同じような境遇の人で、サムのように幸運な状況に置かれるのは、あり得ないことだとは思う。
友達(障害者仲間)もいて、大手企業の福祉事業の一環だとしても一応の職もあり、彼のことをよく知るレストランの店員や周囲の温かい目もあり、手助けしてくれる温厚な隣人もいる。

それを夢物語だと批判するのは、あまりに夢がない。
児童福祉局が積極介入してくるアメリカにおいて、児童が守られる可能性は日本よりは高いのだとは思う。
ただ、あれだけ心通わせている二人を引き離すのはいかがなものか。情緒不安定な人間が二人生まれてしまうだけ。
劇中でもアニーが懸念していたように、「子供は親のIQなど気にしない」
子供に必要なのは、側にいて抱き締めて、絶対的に自分の味方でいてくれる存在。

お金は有り余っているけれど自分のことで手一杯で子供にかまってあげられない弁護士親子の姿と、サム親子の姿は、そのことを実にわかりやすく対照的に描いている。

ケースワーカーが定期的に様子を見に来て、ルーシーが「もう父が手に負えない」と悩み始めたとき初めて、距離を離させるということができないのだろうか。サムに暴力性が垣間見られないのなら、問題はなさそうだが。

というように、「是か非か」しかないあまりに子供の気持ちを無視した対策に、疑問を感じた。
子供は正しい判断ができない?そりゃそうだ、子供なんだもん。
でも感情がないわけじゃない。大好きな人と離されることほど、苦痛なものはないよ。

映画で提示されているように地域・隣人ぐるみで見守るのが最高の理想形なのだろう。
里親候補だったランディも、最後は「あなたの隣に席をとっておいて」と言ったので、無事にサムはルーシーと暮らすことができ、ランディ夫婦は今後も二人のよき友人となるのだろう。

人間が増えれば増えるほど地域の関係が希薄になっていく世の中だからこそ、サムやサムの仲間の純粋な労りの言葉が胸に沁みる。
言いたいことがうまく言えないもどかしさが、心に宿る感情のくすぶりを伝えるようで…【クレイマー、クレイマー】を引用する下りも泣けました。

ビートルズの名曲が切なくも爽やかな後味を残してくれました。
親子の話なのに、青春映画をみた気分です。
もしかしたら、描かれたのは二人の一番幸せな日々だったのかもしれないから。

I Am Sam

I Am Sam

  • アーティスト: John Powell
  • 出版社/メーカー: V2 North America
  • 発売日: 2002/01/08
  • メディア: CD

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おかあさんの木 [戦争ドラマ・戦争アクション]

満足度★30点

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んー…演出も台詞も非常に陳腐だった。
編集も悪い。人物描写が単調。
「おかあさん」の田村ミツが五郎の出征時に行かせまいとした行為を、非国民と引っ捕らえて尋問するステレオタイプの憲兵にもうんざり。あれじゃユダヤ人に対するナチ。当時凶暴なまでの厳しさはあったとしても、個人に対する憎しみがあるわけではないんだから。上手くいえないけど、なにか・・・こう・・・演出に浅薄さを感じた。

また、産婆のヨネさんが、飼い猫が毛皮目当てで軍に没収されるとき、「隣の○○さんは馬までもってかれるからしょうがない…」と言った台詞のその瞬間に、その人が馬に話しかけながら登場したり、二郎に恋した中華屋の女の子の80年代のようなキラキラした笑顔をアップにしたり、五郎に恋していたサユリちゃんが泣きながら歌を歌ったりと、もうお寒~いシーンが続出。
泣きながら歌う、って普通の青春映画じゃないんだから。普通の青春映画でも寒いくらいなのに。

あとね、農林水産省の若い奴。話を聞くだけ聞いて、「じゃいきましょっか」って。
戦争話に対してなんの心も揺さぶられない若い奴を出したいなら、その対比を最初からもっと煽らないと。
そうじゃないなら、普通に神妙な面持ちをしてあの木を帰りに見つめるとか、どうせやるならとことん陳腐な演出にすればいいのに。

一番おかしいと思ったのは、回想中、五郎と生き別れたかのように突然号泣する現代のサユリ。
泣かせるシーンを作りたいあまりのミスリードした演出はやめて欲しいですね。
彼らが結ばれるのか結ばれないのか最後までぼかしたいなら、うまい騙しかたをして欲しい。

鈴木京香の演技自体は悪くないものの、ワンパターンなシーンばかり。
もっと市井の母親の生活を、台所仕事なりなんなり丁寧に描くことで、息子を失う喪失感というか、そういうものがもっと醸し出されたのではないだろうか。

私の時代には載ってなかったのてすが、教科書では有名な話なんですよね?
その名作が…、名作たりえたとおもわせる映画ではなかったですね。
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ルーブル美術館展~日常を描く [■ART]

■ルーブル美術館展 日常を描く―風俗画にみるヨーロッパ絵画の真髄…http://www.nact.jp/exhibition_special/2015/louvre2015/


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長い副題ですねw
今回はこじんまりとした印象を受ける展覧会。展示品も80展近くしかなく、フェルメール、ティツアーノ、《オダリスク》のブーシェなど数点の著名作で引っ張るという内容でした。

古代ローマ時代の甕に描かれた風俗画に始まり、恋愛、庶民の暮らし、とテーマ別に展示構成ですが・・・少し無理矢理な気もしました(笑)。
フェルメールのレンタルは高いから、他の名作をたくさん借りる費用はない…けれど取り合えず「テーマ」を決めないと…という感じで(笑)。いや、錚々たる作品ばかりだとは思いますけどね。なんか散漫というか。

でもまあさすが。「風俗描写を超えて」という宗教や神話を題材にしたコーナーではこっそりレンブラントの作品もありました。聖家族を通常の営みをする一般家庭のように描きつつも、どこか品のよさを感じさせます。
また、聖書の有名な一場面「神殿から商売人を追い出すキリスト」もありましたが、作者のジョヴァンニ・パオロ・パニーニは神殿の全体図を描きたかったようで、被写体のキリストは小さくじっくり見る人はあまりいませんでした。

しかしこのコーナーに、フェルメールの《天文学者》を入れるとはにくい。世界の成り立ちについて高尚な魂の対話を繰り広げているだろう1人の学者の姿は、それだけで哲学的。
この被写体の男性、カメラがぶれたように少しぼやけてるんですよね。カメラオブスキュラで覗いた時、そのように見えたのでしょうか。なんにせよシャッタースピードが遅く手振れを起こしたしまったような状態を、絵画で描くのは凄い。
天文学者が何かひらめきを得て、おもむろに動いた瞬間だったのでしょうか。
ここ最近フェルメールにありがちな、作品を歩きながら間近に見るスペースと少し離れたところからゆっくり見るスペースに分かれていました。

ほか、気になった作品をピックアップします。


・ジョゼフ=マリーヴィアン《アモルを売る女》
アモルはいわゆるキューピッドのこと。羽をつままれたアモルが異常に小さく可愛い。愛の安売りということだろうか。
貴婦人の鬱々とした顔をみると、失恋したのか虚飾の愛にうんざりしているのだろうか。

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・ウエンディン・マセイス《両替商とその妻》
様々な解釈がなされている有名な絵ですね。
聖書の手を止め両替をのぞきこむ妻。いくら祈祷書を読んでいても、金銭の欲は全く消し去る事ができない・・・という皮肉かと思ったけれど、夫の不正を監視する妻という図らしいです。確かに天秤はギリシャ神話のアテネを皮切りに、良心を計るアイコンとして描かれる。片方に金が乗っているのに平衡を保っているように見えるので、この両替商は善人である、とも解釈できますね。

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・マリヌス・ファン・レイメルウァーレに基づく《徴税吏たち》

小狡賢い顔をしてますねー。しかし…この絵・・・どこかで・・・と思ったら、大量に模写された作品の一つだったんですね。
金銭を扱うためよく社会の批判の的になった、ローマ人やユダヤ人がモチーフ。どうやら【ボッティチェリとルネッサンス】展でも
同モチーフの完コピ作品が展示されていたようです。

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・ハブリエル・メツー《リンゴの皮をむく女》

リンゴは貞淑な女性の象徴だったそうです。
スナップ写真のようにカメラ目線の女性はとてもあざとくみえる。

・ダーフィット・テニールス2世《トランプ遊びに興じる人々の居る衛兵詰所での聖ペテロの否認》
命の危険を感じおののきキリストを知らないと答えるペテロと、手前の無関心な衛兵の対比。
目が悪いのでよく見えなかったが、一枚の絵画にペテロの三回の否認が描かれていると思う。

・セバスティアーノ・リッチ《サテュロスと農夫》
サテュロスは農夫に何を求めているのだろう。サテュロスは半神半獣だが寿命があり、堕落、淫蕩の象徴。
画面の彼は物乞いをしているようにみえるため、イソップ物語の「アリとキリギリス」の話のように、放蕩、好色の赴くまま自堕落した生活の末、困窮してしまった放蕩者を揶揄しているのか。

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・ピーテル・デ・ホーホ《酒を飲む女》
フランドル絵画展で見た気がするが、ルーブル所蔵だから思い違い?ルーブルHP内で所蔵品検索をかけても出てこないので私の記憶の謎は深まりましたが、全部アーカイブしていないのかも。
フェルメール関連本などにはオランダの同時代の画家として必ず登場しますね。
手前の女があまりにも手前に居ること、向こうの部屋を描くため奥行きを出したかったのだろうが、部屋に対してテーブルが異常に壁に寄せてあることなど、微妙な違和感をいつも感じる絵画。
男を見ずに見えない何かに乾杯しているような娼婦。

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・ジャン=アントワーヌ・ヴァトー《二人の従姉妹》
1人はバラを胸に恋愛の成就を意味しているそう。背を向けた女性はそんな二人から目を背けているのか、遠い理想を夢見ているのか。

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・ジャン=オノレ・フラゴナール《嵐、またはぬかるみにはまった荷車》

重たいはずの荷馬車の重量を感じさせないのに、荷馬車を押す人間達の躍動感が素晴らしい。
ぬかるみでさえもこれぞロココ!と思わせる軽やかさ。
絵画全体を覆う風、土の匂いが周囲に立ち込めるような傑作。

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・ティッツァーノ・ヴェチェッリオ《鏡の前の女》

鏡は360度眺められる彫刻への、絵画からの挑戦だという乳白色の肌のなめらかさがたまらない。
男は恋人だとも解釈されている。

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・シャルル・パロセル《象狩り》
あまりに本物とかけ離れているので、想像上の象か間違った図鑑の挿絵を元にかいたのだろうか。
人間もインド・トルコ風のターバンで異国を表現しているが、服飾のリサーチが杜撰w。

夜は30分前の受付終了からが空くので、遡上してもう一度見に行くことが出来ますね。
何故か私、今展覧会の代表作品である《チェスのある静物画》を見忘れていました。トホホ・・・


■星乃珈琲店

あまりに疲れたので、帰りに星乃珈琲店へ。初めて入りました。星乃ブレンド、美味しかったです。
最近気づいたのですが、珈琲党の癖に、あまり珈琲の味がわからない(笑)

スペシャル苺ケーキは…コージーコーナーのようなレベル。スポンジの密度が薄くて少し残念。
他のチェーンより高級感を売りにしてる気がしたので、こんなもんか…と思いました。
室内内装はいいですよね、落ち着けて。
落ち着けなくては喫茶店じゃない!ので、一人で寛ぐにはいい場所かもしれません。

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