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シン・ゴジラ [ディザスター・ディストピア]

満足度★45点


シン・ゴジラ DVD2枚組

シン・ゴジラ DVD2枚組

  • 出版社/メーカー: 東宝
  • メディア: DVD


■自分の直感を信じ見に行かなくて良かった

まずざっくりと。
ゴジラのVFXがひどい。
②ゴジラ出現理由をあえてぼかしているのがあざとらしい。
③ゴジラによる恐怖がほとんど感じられない。故に、パニック映画として中途半端。
④随所にエヴァ。ヤシオリ作戦が「ヤシマ作戦」の音楽そのまま、ゴジラの初めての咆哮がエヴァ初動機発動を彷彿とさせるなど、エヴァをゴジラでやりたかっただけ。
⑤石原さとみの投下に撃沈。
評価を具体的に書くと
①このVFXをもってしてハリウッドに対抗できたと評価している邦画界がちゃんちゃらおかしい。何かと批判されるエメリッヒ版にも劣る。エメリッヒ版もポップコーンムービーとしては及第点だったんじゃないの?
②ラストの「尻尾にたくさんの人間らしきもの」に対して様々な考察がされていますが、たとえば「牧悟郎が日本政府を恨んでいて、恨みありきで米国エネルギー省へ入省し、そこで虎視眈々とモンスターを生み出し復讐の機会を狙っていた」というのもあまりに個人の復讐劇に偏りすぎだし、「ゴジラこそが牧」というのも、「エネルギー省に入省して、ゴジラを研究し始めた」という時系列が崩れる。
私はシンプルに「牧がエネルギー省で研究していたゴジラを盗み出して、東京湾に沈め、自分も自殺した」と考える。そして尻尾の人間らしきものは、劇中で言及されていた「ゴジラは分裂して増殖する可能性」があることを示唆したものだと思われる。

ともあれ、政治的批判も内包した映画ではあるが、一応はパニック映画。そこに「謎」をわざわざ残す必要もない。
「謎を放り込んでおけばみんな喜ぶでしょ?」 と言わんばかりにとってつけた結末に嫌みを感じる。
娯楽作でありつつ政治批判も含めただけで終われば、初代ゴジラのように色々考えさせられるね」 という感想に至るのに、余計なことしたなという感想しかもてない。
③ゴジラが動き回ることがほとんど動かないので、危機感を全く感じられない。
仮に制作陣が「政治サスペンスなんだ!」と主張するのであれば、モチーフがゴジラである必要は無い。日本への皮肉を内包しつつ、現状打開するため奔走する群像劇を見たいのであれば、【東京原発】や【日本の一番長い日】などで十分。

④「シン・エヴァンゲリオン」を作りたいが延期していることに対して、ファンにお詫びとして作った作品としか思えない。
⑤石原さとみのトゥーマッチな演技はそれはそれで面白いが、「私が大統領になったら」発言にはずっこけ。
あそこで微妙なバランスで保たれていたギャグの均衡が崩れた。

劇場公開時、前情報、トレイラー、それら総合的に判断して私にとって劇場に見に行かなくてもいいと判断した。
そしてそれは正しかった。長谷川博己が頑張ってシリアスさを維持していたので+10。

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AIR エアー [ディザスター・ディストピア]

満足度★55点


AIR/エアー [DVD]

AIR/エアー [DVD]

  • 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
  • メディア: DVD


どちらかというと、ノーマン・リーダスよりも、サイモン・フンスーの方が主人公。

リーダスがカプセルのなかで死にかけた「空白」の時間も、フンスーが幻覚をしょっちゅう見ていると観客は知っているので、それほどサスペンスは掻き立てられない。

二人で生き延びることを最後まで諦めないか、カプセルをめぐり殺し合うか。
相棒を信じきれなくなったリーダーズが結局はフンスーを襲うが、やはり最後の最後で譲る展開になってよかった。
元々憎しみあっていないのだから。

外部に謎の生物がいたりとか、コンピューターの反乱とか、小賢しいことを一切しなかったことが潔く二人しか出てこないことが功を奏して、いろんな意味で本当に寂しさを感じた。

たった二人なのにそのコンピューターに管理されている状況から抜け出せない「管理社会」であることも皮肉。
結局はフンスーが救われる顛末でよかったと思う。

さて、あれから何年たったのか?
ラストの様子から推測してみた。
半年で二時間しか起きない⇒彼が髭まみれで登場したことから、「解凍された」起きている時間で一年経過したと仮定すると…。
●フンスー時間四時間=実世界一年だから、フンスー時間24時間=実世界…2190年!
合ってる?

汚染がなくなり、科学者たちが目覚めた世界はどうなっているのか…自分なりのシナリオを想像するのも一興。


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トゥモロー・ワールド [ディザスター・ディストピア]

満足度★78点

トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション [DVD]

トゥモロー・ワールド プレミアム・エディション [DVD]

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • 発売日: 2011/10/17
  • メディア: DVD

■クライマックスのワンカットに衝撃

少子化どころか女性が子供を妊娠しなくなってしまった近未来。
最年少は18歳でとても貴重な存在であるのに、その世界最年少の子が殺害されるというニュースが駆け巡る絶望的なオープニング。

緩やかに死ぬまでなすすべもなく、命のカウントダウンを皆で数えているような閉塞感と絶望。
テロや紛争がはびこり、世界が壊滅にまっしぐらに突き進むなか、英国だけが辛うじて秩序を保っている。

だがそんな英国にも移民が押し寄せ、うかうかしてはいられない。
主人公のクライブ・オーウェン演じるセオがカフェで遭遇する爆弾テロは、リアル過ぎて恐ろしい。

官僚でもあるセオは、反政府組織に属している元妻のジュリアン(ジュリアン・ムーア)にあるものを託される。
それは「妊娠した少女」キー。

それ自体大変な奇跡であるにも関わらず、手放しで喜べる状況にはならない。
さっさと政府に伝えれば、明るいニュースを振り撒いてもらうことができて、世界は希望に満ちるはず--そんな単純な図式にはならないのも、また人間の愚かさなのだ。

キーを政治道具にしようと起きる反政府組織の内部分裂。
セオとキーを匿い、殺される友人(マイケル・ケインが好演)。
彼はクラシックな物をこよなく愛していたがそれも無惨に消え失せた。
人間はその無知のせいで、いくつ価値あるものを破壊してきたのだろうと現実にも思いをはせる。

セオとキーは、存在すらあやふやなヒューマン・プロジェクトという組織をめざして、逃避行を続ける。
はっきりいってセオは、強くもないし特別なスキルがあるわけでもない。
だがキーがその本能で信頼できると断言する誠実さを、クライブ・オーウェンがしっかりと演じきる。
ヨレヨレでヨロヨロ、そんな彼が突き動かされる、生まれなかった命への思い。

ラスト、人類最後の子供がもたらす奇跡は深く胸を穿つが、その直後に再開される戦いに、また胸がふさがる。
戦争というのは誰かが始めてしまうと、とまらないものなのだ。

赤ちゃんというのは、脆弱なのに、それを止める力を持つ。
力尽きジュリアンの元へ逝ったセオの姿に、深い余韻が残る。

※ちなみにラストのワンカットは、ワンカット風に編集でつなげたそうですが、2015年の[バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)]に先駆けて同じような手法で撮られていたという事実に、私の中で更に評価があがりました。

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [Blu-ray]

バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) [Blu-ray]

  • 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
  • メディア: Blu-ray



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八甲田山 [ディザスター・ディストピア]

★満足度90点

八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]

八甲田山 特別愛蔵版 [DVD]

  • 出版社/メーカー: M3エンタテインメント
  • メディア: DVD

■自然の猛威の前に上官の愚策に翻弄される兵士達

雪、雪、雪。

高倉健が死去してまもなく、この名作をどうにかして観たくてたまらなかったが、レンタルもなく追悼上映もなく、放送もなかなかしてもらえずまんじりとしていところ、最近ようやっと完全版が放送された。

この、雪、雪、雪にまみれた本作は、見ていてとてもしんどい。
しかしなぜか、何度でも見返したくなる。

撮影2年、本物の暴風雪のなかで敢行されたロケにより、本物の疲労や恐怖を俳優に体現させたという。
失わなくてもいい命をあたら無惨に散らしてしまった兵隊達の無念さが、俳優陣に憑依したかのような、鬼気迫る演技だった。

軍というのは日本のみならず、上層部の判断に従わなくてはならないのは東西各国どこも同じだと思うが、特に日本人は何かを途中で「やめる」という英断がなかなか出来ない質なのではと思う。
脱線するが、もんじゅのドキュメンタリーでも、同じようなことが言われていた。
「誰もが無駄なのではないかと思い始めても、それを口にしない。今までの時間が無駄になるから」
それは、言い返せば誰も失敗の責任を取りたくないという逃げの現われで、日本人の悪い特性だと思う。

兵隊にとってやめる、というのは卑怯に置き換えられてしまうのだろうが、無謀というのは勇気と違う。
統率の乱れ、指揮系統の乱れが命を左右する。ここで、あそこで、ああしておけばと見ているこちらも苦しくなる。
たかだか訓練で死んでしまっては元も子もないじゃないかと、百年以上も前の事故なのに、本当に口惜しい気持ちになり、怒りさえ湧いてくる。

しかし本作の不思議なところは、勝手に人間が雪山に分け入って死んでしまったのにも関わらず、「白い地獄」を前にした虫けらのような兵がいじましく、「どこで死のうとも関係ないじゃないか。むしろ戦争で人を殺すよりも、八甲田山という巨大な自然に果敢に挑み死んでいった兵隊たちのほうが誇らしいじゃないか」という気持ちにさえさせるのである。

それほど、神田大尉の言葉を借りると「雪とは一体なんなのだ」と、雪に圧倒された作品だった。

これはもう理解しようがしまいが、これからの若い子や子供たちにも見せるべき作品。
まだ早いとか早くないを論じるのがもったいない。
自然への甘い認識、無知な上層部の横やり、組織の悪しき面などなど反面教師として学ぶことのみならず、これほど真剣に作られた映画があったこと、その重要性も伝えていくべきだと思う。


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日本沈没 [ディザスター・ディストピア]

お気に入り度 ★★☆☆☆

ひどかった。
盛り上がりがない。
主人公が淡々としすぎ。

どうせやるなら、政府に草薙たちが海底爆破の必要性を訴えるがそれでも一蹴されて、「俺達でやるしかない!」と勇気を振り絞り立ち向かう、みたいな設定のほうが、ただ闇雲に草なぎをフラフラさせるよりかは説得力があったのでは。 つーか、皆が移動に大変な労力を割いているのに、何故彼だけフラフラ遠距離移動できるの?

コウが抱いて、と言って断られた時に「なんで?」 というシーンに笑った。
ほんとなんで?だよ。

死ぬ気なら抱いてやれよ!
乙女心がわかっちょらん。
んでお腹には彼の子が宿っていて終わる、くらいとことん美化するなら美化すればいいのに。


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